慢性期看護学実習・老年期看護学実習・急性期看護学実習に行ってきました。
(※慢性期看護学実習・・・長期間付き合っていかないといけない病気を持った患者様への看護　
老年期看護学実習・・・高齢者の方への看護　
急性期看護学実習・・・術前から術後の患者様への看護)

各3週間ずつ実習に行きました。

急性期の実習の際に、手術前はお話ができていたが手術によって状態が悪化してしまった方に対して、洗髪や足浴など今の私にできることを行い、最後には手を握るまで回復をしたことです。
その瞬間は患者さん本人の頑張りもあるが、できることを行った成果もあると思いうれしかったです。

先輩方は患者さんに対して常に落ち着いた声かけをされており、安心感を与える関わりをされていました。
また、患者さんの小さな変化をすぐに捉え、適切に対応される姿がとても印象的でした。
その姿から「観察力と行動力を兼ね備えた看護師になりたい」と強く思いました。

実習前に、どの病棟か、どんな病気の患者さんが多いかということを事前に先生が教えてくださるため、それについて重点的に調べてまとめました。
実習前には図書館で病気や薬の本を借りておくと、実習中も病棟で調べることができました。

認知症をお持ちの方と接し、拒否的な反応や感情の揺れが強く、接する中で難しさを感じました。
その際に役立ったのが、講義で学んだ「認知症の方とのコミュニケーションの工夫」です。
短くわかりやすい言葉でゆっくりと伝えることや、相手の思いを否定せずに受け止めることを意識することで、少しずつ安心していただけたと感じました。

何人もの患者さんの変化を見て、必要な看護は何があるかというのを考えながら行動しており、命を預かる責任感が必要と感じました。
尊敬の気持ちが大きくなったと同時に自分も早く看護師として働きたいという気持ちが強くなりました。

受け持たせていただいた患者さんは、離床が必要でしたが、車いすに乗っていただこうとすると何度も拒否され、食事介助の際も関わり方に悩む場面が多くありました。
最初は戸惑いましたが、諦めずに繰り返し声をかけ、安心できるように関わり続けたことで、患者さんから前向きな言葉が聞け、少しずつ信頼関係を気づくことができました。

9時に病棟で挨拶ができるように、病院に行きナース服に着替えます。
振り返りや意見交換を毎日最後の時間に行い、17時に終了です。
また、実習期間は週に1、2回は学校に行き、患者さんの情報整理や、プリントの記入、計画をどのように進めていくか検討しました。

私の強みは、拒否的な態度に対してもあきらめずに何度も関わり続けられる粘りの強さだと気づきました。
一方で、患者さんの気持ちに寄り添いながら適切な言葉を選ぶ力や、場面に応じた対応力はまだ不足していると感じました。
今後は、授業や演習を通じてコミュニケーション力をさらに高めていきたいです。

病棟ごとに先生が1人ついてくださるため、自分で調べてもわからないことは先生に聞くと教えてくださったり、患者さんのケアで困っているとき、自分の手際に不安があるときにはアドバイスをくださったりして、とても心強かったし精神的に救われることも多かったです。